16日<唐松岳〜五竜岳>3:00起床で一旦起きますが当然まだ暗い。寒い。今日は余裕な日程だからな〜暗いうちから行動する事もないか…と二度寝。
4:00周りの物音で目を覚ます。いきなり朝食の用意。
意外にもツエルトの中はほとんど結露無し。昨日も今日も何故?
これがこのツエルトのホントの実力?
これなら十分です。快適!!
横のテントの人は私の装備を見てそのザックでテントで行けるんですね〜としきりに感心していました。
今日も天気は良さそう!
ちょっとゆっくり目で5:22出発
五竜山荘から見上げる五竜岳は大きいですが、標高差はそれ程ありません7:27到着
振り返ると唐松や白馬方面はこんな感じ

剱、立山方面

双耳峰 鹿島槍ヶ岳


今回行動食としておやきを持ってきました。普段はおにぎりが主体でパンを少し。補助的にソイジョイみたいな焼き菓子系そしてパワーバー。
それで不具合は何も無いのですが、ちょっと変化をつけてみたくて買ってきました。今回の具はナス(味噌炒め)に切干大根、そしてピリ辛ナス。いわゆるお惣菜系の具なので極めてご飯的な感覚で食べられます。
普通に美味しいです。
これまで二個食べてもう一つ残してあったのです。
消費期限は15日。
今日は16日。冷暗所で保存とあります。涼しいアルプスとは言え真夏のザックの中。ちょっとまずい?
ラップから取り出します。
まずは見た目。ちょっと変形して汁気が出ていますが他は問題無し。
そして臭い。問題ありません。
そして味。まず一口食べてみます。
ガブッ
おやきと私の口を結ぶ一本の糸・・・・
えっ
恐る恐る味を確かめます。口の中に神経集中して味わいます。
大丈夫。ちょっとネチャネチャした食感にも感じますがこれは餅みたいなものだからです
きっと。
もう一口。
やっぱり糸・・・・
口渇いているか・・・
唾?・・・・
水飲むか?・・・
やっぱり味は問題無い。
ちょっとピリッとするのは「ピリ辛ナス」味だから
きっと。
三度目の正直。
今度は糸引かない。
安心して食べます。
あ〜美味しかった!
多少のものでお腹壊していたらあのレースは走れません。
<八峰キレット〜爺ヶ岳>
いよいよキレットに向けて歩き出します。鎖場はありますがしっかり整備してあるので、普通に歩けば問題ありません。昨日の不帰の嶮でもそうでしたが覚悟していた渋滞は全くありませんでした。
キレット小屋9:13〜29
よくまあこんな所に小屋を建てました。余裕無さすぎです。
ここではカップうどんを食べます。
今回のコースでの核心部と言えばこの八峰キレットでしょうか?
かなりの高度感あります。
鎖使えば大丈夫。でもここ馴れない人で腰引けていたら厳しいですね。
鹿島槍 北峰 10:11〜25
鹿島槍 南峰 10:43〜50
剱方面やっぱり美しい

冷池山荘で500ccだけ水を買います。
爺ヶ岳へ向けて登っている最中、ふと振り返ると鹿島槍方面よりパラグライダーが飛んできました。長野県側の谷から沸きあがる上昇気流をとらえて尾根沿いに飛んできます。この天気の中、山を歩いているのは文句無しに気持ちいいですが、流石にこれにはかなわないかも。
でもテイクオフはどこからなんでしょう?八方?五竜?

最後のピーク爺ヶ岳です。大町の町は少し霞んでいますがしっかり見えます。くどいですがここでもやっぱり剱岳。最後まできれいに見えました。これで見納め。あとは全部下りで一気に扇沢まで。
ここの下りは岩が多いですが、しっかりしていて浮いていないので飛ばす事ができます。ここの下りは思わず封印を解いて走ってしまいました。もちろん登山者がいれば一旦止まるか徐行です。
いや〜楽しい楽しい
13:51下の県道に到着。最初はこの道走って信濃大町駅まで行こうと思っていましたが暑さに負けました。即、扇沢駅に向けて登ります。
具合良く30分程でバスに乗れました。
今回ずっと天気が良くこの夏の天候不順さを吹き飛ばしてくれる充実の山行でした。TJAR程突き詰めると大変ですが、あの装備に準じたスタイルでのハイスピード登山はロングトレイル、トレイルラン、キャンプ、ビールこの全てを満たせるゴキゲンな山行スタイルです。ペースも全然追い込んでいないので終始ルンルンペース。
今まで20〜25kgも背負っていたのがホント謎です。いったい何がどうなってあんな重さになっていたのか?
ちなみに今回は35Lのザックです。お蔵入りとなっていたのを引っ張り出しました。

乾燥重量5.2Kg
水2L
食料1.5〜2Kg位?
我慢したのはシュラフカバーにした事位ですか?これをダウンシュラフにすれば-120gでもう少しコンパクトになります。これで食料だけなんとかすれば十分アルプスの縦走に耐えられます。
走ろうと思わなければこれで全然問題ありません。
普通の倍の行程が楽に行けるのですからね。
テント山行が変わります。